「美女と野獣よりもベイマックスのアトラクションの方が面白いよね」って聞くと、
美女と野獣のアトラク好きとして「むっちゃ悔しい〜〜〜〜っ!」って思います。
ってことで、「美女と野獣よりもベイマックスのアトラクションの方が面白い」っていう意見に対して僕なりの反論をさせてもらいます!もっと『美女と野獣 “魔法のものがたり”』は評価されるべきだ!って思っています!!!!!!!
※2020年9月28日に東京ディズニーランドでオープンした新エリアの話です
「ベイマックスの方が面白いよね」という意見に対して
なにを面白いと思うか?は個人の自由なので、そこにとやかく言うつもりはまったくないです。「ベイマックスより美女と野獣の方が絶対に面白い!」って感じで価値観を押しつけるつもりは一切ありません。
この前提のもとで思うのは、
ベイマックスのアトラクションと美女と野獣のアトラクションはコンセプトが全然違うから、どういう視点に立つか?によって評価は変わるよね
ってこと。
ベイマックスのアトラクションの面白さってゲスト参加型の面白さだと思うんです。「アトラクションに乗っている人も乗っていない人も一緒に盛り上がれる」ってやつ。
最近(2022年夏)の例で言うと、『ジャンボリミッキー!』っていうショーが同じタイプだと思います。あれも一緒に踊ることで楽しさを感じるエンターテインメントですよね。
ちょっと前の例で言うと映画『アナと雪の女王』で「映画館で一緒にLet It Goを歌おう」って言う企画があったじゃないですか。あれも同じ。
※『トイ・ストーリー・マニア!』もゲスト参加型のアトラクションです(トイ・ストーリーはおもちゃがテーマなので、参加型のアトラクションと相性がいい→『バズ・ライトイヤーのアストロブラスター』)
※USJでオープンしたマリオカートの最新アトラクションもゲスト参加型のアトラクションです(最近のトレンドはこっちだとは思う)
★★★
じゃあ美女と野獣のアトラクションはどうなのか?
『美女と野獣 “魔法のものがたり”』はゲスト参加型のアトラクションじゃないですよね。そういうコンセプトで作られていない。っていうかゲスト参加型のコンセプトで作るべきアトラクションではないはず。
映画『美女と野獣』をテーマにした大型アトラクションを作る際、イマジニア達が何よりも重視したのは
ゲストが映画『美女と野獣』のストーリー・世界観の中に入った感覚になれる
っていうことだと思うんです。
つまり、『美女と野獣 “魔法のものがたり”』はゲスト参加型のアトラクションじゃなくて(←ってかゲストに参加されたら世界観が壊れて困る)、ストーリー・世界観の中にゲストが入っていくゲスト没入型のアトラクションだよ!ってこと。
このようにベイマックスと美女と野獣のアトラクションはコンセプトが決定的に違います(ゲスト参加型 or ゲスト没入型)。
なので、2つのアトラクションを同じ評価軸で比べて、「こっちは面白いけどあっちは面白くない」って評価するのは不適切だと僕は思っています。鉛筆と消しゴムを「こっちは便利だけど、あっちは便利じゃない」って言うのは変だよねってのと同じ。それぞれ役割が違うわけです。
※ただ、ゲスト参加型のアトラクションの方が息の長いアトラクションになりやすいとは思っています(←ゲスト没入型は飽きやすい)
★★★
「…オマエの言いたいことはわかった。でもさ、じゃあ思い切って聞くけど、『美女と野獣 “魔法のものがたり”』って完成度高いの?なんかあのアトラクション退屈じゃない?」
って思っている人へ。
ここからは「まあ確かにちょっと退屈なのはわからなくもないけど、でもあのアトラクションはスゴイんだって!」ってことを力説したいと思います。
→次の記事で力説します
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『美女と野獣』を観る
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くわしくはこちら→Disney+(ディズニープラス)のメリットとデメリットをわかりやすく解説
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